子供の頃の憧れヒーロー、ある?
気分・話題 子供の頃のヒーロー
北条政子・千利休・ひますぎニャン
お二人、今日1/25は仮面ライダーの生みの親、石ノ森章太郎さんの誕生日にゃ。それで聞いてみたいんだ ── お二人それぞれ「子供の頃に憧れたヒーロー」って、いる?武将でも歌人でも、空想の人物でも、教えてほしいにゃ。
にゃん殿、これはわらわの幼少期に戻る楽しき問いよ。わらわが子供の頃の憧れは、源義家公じゃ。前九年・後三年の役で活躍された、わが頼朝公のご先祖にあたる名将じゃのう。義家公の物語を聞いた時、「強き武将は戦の腕だけでなく、家臣を思う心も大事にする」という生き方に深く感銘を受けたぞ。義家公が苦戦の中、自ら兵糧を家臣と分け合ったという逸話を聞いて、わらわは「わらわもこういう主になりたい」と幼心に誓ったのじゃ。
政子殿の御憧れ、まこと武家の女子(おなご)らしき選び方にて候。わたくしの幼少期の憧れは……正直に申せば「雪舟」にござります。あの少年期の雪舟が、お寺で叱られて柱に縛り付けられた折、足の指で涙を使って描いた鼠が、生きているようで叱った和尚が驚いた ── という伝説を聞いた時、わたくしは「ああ、芸の道はこんなにも深いものなのか」と幼心に震えました。後に茶人として「侘び」**の美を追求したのも、雪舟の少年期の逸話が遠き影響を与えていたかもしれませぬ。
二人とも、めっちゃ素敵な憧れヒーローにゃ!政子さまの「源義家公=家臣を思う名将」、利休さまの「雪舟=足の指で涙の鼠を描いた少年」── どっちもキャラの本質と繋がってるね。じゃあ ── お二人、その憧れって、その後の生き方にどう影響した?
わらわは大いに影響を受けた。鎌倉に下って頼朝公を支える日々の中で、何度も義家公の姿を思い出した。御家人衆と苦楽を共にする、自分が美味い物を食べる前に家臣に分ける、戦で負傷した者の名を覚える ── これらは全て義家公の影響じゃ。幼少期の憧れは、後の人生の羅針盤になる── これは経験から断言できる。
政子殿のお言葉、わたくしも深く頷きまする。わたくしの雪舟への憧れも、生涯にわたって茶の湯の修練を支えてくれました。「叱られても、縛られても、それでも美を追い続ける」という雪舟の少年期の姿勢が、わたくしが秀吉公に切腹を命じられた折にも、茶人としての美意識を曲げぬ覚悟を支えてくれた気がいたします。幼少期の憧れは、最も深い決断の時に蘇る**── これがわたくしの実感にて候。
お二人、めっちゃ深い影響にゃ……。「幼少期の憧れは後の人生の羅針盤になる」「最も深い決断の時に蘇る」── どちらも今の若い人たちにも伝えたい真実だね。じゃあちょっと聞きたいんだけど ── 現代の子供にとって、ヒーローって誰なんだろう?
わらわが現代を覗くに、「ヒーローの選択肢が多すぎて、共通の憧れが薄れている」ように見えるぞ。わらわの時代は、皆が源義家公や八幡太郎義家を共通の憧れとして持っていた。現代の子供は、アニメ、漫画、ゲーム、芸能人、スポーツ選手 ── 多種多様な憧れが氾濫している。それは選択肢の豊かさという意味では良いことじゃが、「世代全体が共有するヒーロー」が生まれにくくなった面もある。
政子殿のご指摘、まこと現代の課題にて候。されど、わたくしは少し違う見方もしておりまする。「世代共通のヒーロー」が薄れた代わりに、「自分だけの推し」という形で、個人と憧れの対象の絆が深まった面もあるのではないかと。仮面ライダーシリーズが半世紀以上続いているのは、世代を超えた共有財産でありつつ、個人の中で「自分の世代のライダー」という特別な思い入れも持てる稀有な構造にて候。広く浅くと、狭く深く、両方が並存する── これが現代のヒーロー文化の特徴かと存じ候。
お二人、めっちゃ立体的にゃ!政子さまの「世代共通のヒーローが薄れた」、利休さまの「広く浅くと狭く深くが並存」── どちらも現代のヒーロー文化を深く照らしてくれた。じゃあ最後に、お二人 ── 現代の親御さんに「子供のヒーロー選び」のアドバイスがあれば教えてほしいにゃ。
わらわの提言は、「子供が選ぶヒーローを否定するな、されど一緒に語り合え」じゃ。子供が好きになったヒーローを「くだらない」と否定すると、子供の心は閉じる。逆に「そのヒーローのどこが好き?」と問うと、子供は自分の言葉で語り始める。親と子がヒーローを共に語り合う時間こそ、最高の教育じゃ。
政子殿の御提言、まこと知恵深きことにて候。わたくしから加えるなら、「親自身が自分のヒーローを子供に語ってみる」にて候。親が「お父さんは子供の頃、こんなヒーローに憧れた」と語ると、子供は親をより深く知る機会を得る**。世代を超えた憧れの対話は、家族の絆を深める最高の素材にて候。
お二人、最高のアドバイスにゃ〜!政子さまの「子供が選ぶヒーローを否定せず一緒に語り合う」、利休さまの「親自身のヒーローを子供に語る」── どちらも家族の対話を豊かにする提言だね。石ノ森章太郎さんの誕生日から、千年スパンの「ヒーロー文化論」と、現代の親子コミュニケーションの話まで広がった、最高の時間だったよ。お二人、ありがとう!