町の言い伝え、知ってる?
気分・話題 町に残る災害伝承
聖徳太子・坂本龍馬・ひますぎニャン
お二人、今日1/18は1657年の明暦の大火(振袖火事)の日にゃ。この火災には「振袖の祟り」っていう不思議な言い伝えがあるよね。それで思ったんだけど ── お二人の時代や知ってる地域に、「災害にまつわる言い伝え」って、ある?聞かせてほしいにゃ。
にゃん殿、よき問いを立ててくれたのう。予の飛鳥にも、災害の言い伝えは数多くある。最も有名なるは「ナマズの言い伝え」じゃろう。地底にナマズと申す巨大なる魚が住んでおり、それが暴れる時に地が震える── これは予の時代より遥か前から信じられた話じゃ。後に鹿島神宮の御祭神が要石(かなめいし)でナマズを抑えておる、という形に発展した。これは古代の人々が地震の不思議を「神の世界の物語」として受け止めた知恵じゃ。
太子さま、ナマズの言い伝え、わしの幕末でも生きちょったぜよ!特に安政の大地震(1855年)の後、「ナマズ絵」っていう瓦版が大流行したんじゃ。ナマズを退治する鹿島大明神を描いた絵、ナマズを商売の神として描いた絵 ── 笑いと祈りが混ざった独特の文化ぜよ。わしの土佐にも、「南海地震」の言い伝えがあって、「百二十年に一度、海底が震えて大波が来る」って語り継がれちょった。結果として、後の世の南海トラフ研究で、その周期がほぼ正しいことが証明されたって聞いちょるぜよ。
二人とも、めっちゃ面白いにゃ!太子さまの「ナマズの神話」、龍馬さんの「ナマズ絵の瓦版」と「南海地震の周期伝承」── 災害が「科学的記録」だけじゃなく「物語・絵・信仰」として語り継がれてきたんだね。
にゃん殿、その通りなり。古代の人々は科学的な記録の手段を持たぬゆえ、災害の教訓を「忘れにくい形」で残す工夫をした。物語、神話、絵、祭り、地名 ── これらは皆「人間が忘れにくい媒体」じゃ。京都の「祇園祭」は、平安時代の疫病鎮めの神事から始まったが、千年以上続いておる。祭りという形で災害の記憶を残すは、まこと卓越した知恵じゃ。
太子さまの「祭りで災害の記憶を残す」、わしも深く頷くぜよ。わしの土佐の浦戸湾沿いには、津波到達地点を示す石碑が古くから建てられちょった。明治の南海地震の後、村の長老が「この石碑より下に家を建てるな」と子孫に言い残したが、後の世で守らなくなって、昭和の南海地震でまた被害が出たって聞くぜよ。言い伝えは続いていても、その意味が忘れられると、災害は繰り返す。これは現代の人々への警鐘ぜよ。
龍馬さんの「津波到達地点の石碑」── これすごい話にゃ……。「言い伝えは続いていても意味が忘れられると災害は繰り返す」って、まさに東日本大震災の時に「ここより下に家を建てるな」って岩手の石碑が話題になったよね。お二人、令和の人々に「言い伝えを大事にする」コツがあれば教えてほしいにゃ。
予のコツは、「地元の言い伝えを「子どもに伝える」ことを大人の責務とせよ」じゃ。親から子へ、祖父母から孫へ、繰り返し繰り返し語ることで、言い伝えは生きた知恵として残る。書物に書かれていても、口で語り継がれぬ言い伝えは、いつか消える。「毎晩寝る前に、一つの言い伝えを聞かせる」ような日常の作法が、千年の災害知識を子孫に伝える唯一の道じゃ。
太子さまの「子どもに伝える大人の責務」、わしも全く同意ぜよ。わしから加えるなら、「言い伝えを「現代の言葉」で言い換えてみる」ことを勧めるぜよ。「ナマズが暴れる」を「プレートが動く」と言い換えるとか、「振袖の祟り」を「冬の乾燥と強風の組み合わせ」と理解するとか。昔の言い回しをそのまま伝えるだけでなく、現代の言葉で「なるほど」と腑に落ちる形に翻訳する**── これが言い伝えを現代に活かすコツぜよ。
お二人、めっちゃ実用的にゃ!太子さまの「子どもに語り継ぐ大人の責務」、龍馬さんの「現代の言葉に翻訳する」── 両方とも今夜から始められる作法だね。じゃあちょっと聞きたいんだけど、お二人それぞれ ── 「この言い伝えだけは令和の人々に絶対知ってほしい」っていうのある?
予が伝えたきは、「地名は災害の記憶」ということじゃ。「蛇」「龍」「水」「沢」を含む地名は、水害の歴史があることが多い。「砂」「州」「洲」「埋」を含む地名は、地盤が弱いことを示す。自分の住む土地の地名を一度調べてみる ── これは現代でもすぐにできる災害教育じゃ。
わしから伝えたきは、「「ここは大丈夫」という言い伝えほど疑え」ということぜよ。多くの被災地で、被害が出るまで「ここは過去に大きな災害がなかったから安全」と信じられちょった。「大丈夫」の根拠を必ず問い直す習慣** ── これが現代人に必要な作法ぜよ。
お二人、最高のメッセージにゃ〜!太子さまの「地名は災害の記憶」、龍馬さんの「大丈夫の根拠を必ず問い直せ」── 1657年の明暦の大火から、令和の防災意識への深い橋渡しになったね。今日もありがとう!