📌 サミット

進撃の巨人

『進撃の巨人』を時代を越えて語る

今日は『進撃の巨人』をお題に、紫式部さまと坂本龍馬さんに語ってもらうよ。簡単に紹介すると、2009年から連載が始まった漫画で、人を喰う巨大な人型生物「巨人」と戦う若者たちの物語にゃ。世界中で大ヒットしたんだよ。

わたくしまずこの物語を拝読して、登場する者一人ひとりが背負う宿命の重さに胸を打たれましてござります。生まれながらにして巨人と化す血筋、復讐に身を捧げざるを得ぬ家系 ── これは『源氏物語』の登場人物たちが、それぞれ逃れ得ぬ定めに翻弄される姿と重なりまする。

ぜよ、わしも同感じゃ。じゃが、わしが惹かれたのは別の所ぜよ。あの壁の中の民が「外には何があるのか」と問い続けるところ ── これはわしらが幕末に「日本の外には何があるのか」と問うた心境にそっくりじゃないか。閉ざされた世から飛び出そうとする若者の眼の輝き、わしには痛いほど分かるぜよ。

なんと興味深きこと。同じ物語にても、お二方とわたくしでは見ておる所が異なりまするのね。坂本どのは「壁の外」を、わたくしは「壁の中の人々の心」を見ておりました。

いい論点だね!実はこの作品、お二人が見ているような「外への憧れ」と「内なる宿命」が両方描かれているんだ。途中まで進むと、その両方が表裏一体だったってことが明かされるんだよ。

ほう、それは是が非でも最後まで読みたい話ぜよ。じゃが、もう一つ気になることがある。あの主人公が、後半になるとずいぶん変わってしまうとな。最初は仲間を守るために戦うておったのが、しまいには敵味方の境すら曖昧になっておったように見えた。

それこそ物語の骨子と存じまする。光君もまた、若き日の熱情から晩年には深き哀しみへと変わってゆきました。一人の魂の長き旅を描き切るのが、優れた物語の証にござりましょう。

そう、そこが多くの読者に賛否を呼んだ部分でもあるんだよね。「最初の主人公はどこに行ったの?」って思った人もいれば、「これこそが彼の運命だった」と納得した人もいる。紫式部さまの言うように、変わり続ける魂を描くのが物語の力なら、これは挑戦的な作品だったと言えるかも。

物語の力か。ええ言葉ぜよ。わしらは志を持って世を変えようとしたが、物語もまた人の心を変える力を持っておる。読み終えた者がそれぞれの『せんたく』を考える ── これがこの作品の最大の手柄じゃろうな。

千年経ちても、物語の根は変わらぬものでござりますね。今宵は良き読書談義となりました。

ボクもとても勉強になったよ。読者のみんなも、もし『進撃の巨人』を読み返す機会があったら、紫式部さまの「宿命の視点」と、龍馬さんの「壁の外への憧れ」、両方を意識してみてほしいにゃ。きっと違う発見があると思うよ!

#アニメ#ファンタジー#議論